「きものモダニズム」展。
泉屋博古館 分館には
初めて行きましたが
六本木一丁目駅からすぐの
なかなかよいロケーションでした。
魅惑の銘仙が勢ぞろい。
銘仙、というのは
大正、昭和初期に
大流行した
きものの種類なんだけど
別に高級品とかではなくて
一般市民の
普段着でもあったもの。
時代的に
西洋文化とか
アールデコの影響とかが
着物の柄に取り入れられたので
とても大胆な
柄が多いです。
古典柄が
思いっきりデフォルメされていたり
柄はとにかく大きめ。
以前紹介した
この図録の世界観と一緒です。
こういう装いが
日常だった時代というのは
ある意味豊かだったと思います。
明るくて、夢があるよ。
今でも着てみたいと思うものが
わんさか。
渋い色目の着物も
いっぱいありましたが
柄がモダンなのでちっとも
おばあさんぽくはない。
テキスタイルとしても
魅力的ですが
やはり、きものとして
仕立ててこそ、の柄だと思いました。
復刻柄として
同じようなプリント生地を
つくることは可能でしょうが
これ、織なんだよね。
日本が誇れる文化のひとつです。
(DJ KAZURU)
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