2020.09
藤城清治の世界
今年も藤城清治先生の影絵の世界へ。
お馴染みのキャラクターがマスクしてたり色とりどりのアクリル板が設置されていたり。
どのような時代でも。
恐れを勇気に変えて立ち向かう先生、最高です。
藤城先生の絵には希望と夢がつまってる。
..(2020.09.30 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
宦官の首飾り
赤江瀑 著短編集「春喪祭」拝読。
上方歌舞伎の名優、藤十郎の影のような男を探し求めて江戸で夜鷹になりながらも追い続ける女方の執念を描く「夜の藤十郎」。
謎の句を残して失踪した娘の幻想に飲み込まれる「春喪祭」。
女学生に文久時代の女性の心が乗り移ってしまう「文久三年五月の手..(2020.09.28 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
完璧なダンサー
https://www.instagram.com/p/CEWUmuvH9Mu/?igshid=12bvn2zojrvhk
ボリショイのダンサーで今はワガノワバレエの校長しているニコライ·ツィスカリーゼ(カタカナ表記がよくわからない、シスカリーゼ?ツェスカリーゼ? 多分こ..(2020.09.26 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
芝浦見番
港区伝統文化交流館に突撃。
芝浦の見番だった建物をリファイニング建築という形で生まれ変わらせたのが建築家の青木茂氏。
8メートル曳き家したそうですが格子天井、窓の細工、現代にはない美しいまま残されています。
撮影NGゾーンばかりですが邦楽の演奏会などにも適した百畳..(2020.09.24 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
残花亭日暦
「残花亭日暦」田辺聖子著、拝読。
2001年から2002年にかけて「良いことだけ記そう」ということで書かれた日記は、後半「カモカのおっちゃん」として世間に知られたパートナーの介護とみとりの記述と化します。
ちょいちょい登場する林真理子氏が解説で、これは日記と言いつつ明らかなフィ..(2020.09.22 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
川むら
谷中「川むら」で天婦羅蕎麦。
雑誌「江戸楽」で「白海老かきあげ」が取り上げられてて、それも美味しそうだったので追加。
軽やかでさっくさくの揚げっぷり。
蕎麦はきりっとしたおつゆで江戸前な感じだね。
谷中はお墓参りの人でけっこう混んでました。
さ..(2020.09.20 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
苦闘の半生涯
増田小夜 著「芸者」拝読。
この人は作家ではなくて自分の半生をつづったものです。
昭和元年生まれの著者は長野の極貧で物心ついたときは子守りをしており残飯しか食すことはできず布団も与えられず、折檻をされ頼れる人もない有り様。
その後芸者に売られますが教育は全くうけておらず食..(2020.09.18 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
絵本太功記
9月文楽三部に突撃。
暑いので九月でも夏着物です。
呂勢太夫、病気からの復帰でちょい痩せていましたが好きな太夫さんです。
まだリハビリって感触でしたが今後頑張ってほしいな。
今月は重鎮、嶋太夫の訃報もありお祝いムードではけしてないですね。
三部..(2020.09.16 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
夜を昼の國
いとうせいこう 著「夜を昼の國」拝読。
古典芸能というものはひとつの題材を、別の作者がちょっと話を変えて、また芝居にする、ということは往々にしてあります。
その元々の話が「実際にあった心中事件」ということも。
「お染、久松」で上演をされ続けてきた演目もそれに当たりますが、..(2020.09.14 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
大洪水
「大洪水」中上健次の未完作品です。
晩年の作品に多いあまり紀州色の濃くない小説。
父親殺し、養護院、少年院の過去をもつ主人公の鉄男は、肉体的な魅力と物怖じしない態度、つまりはハッタリだけで女も男も魅了してしまう。
例えばブラックミュージックの核が「セクシーであること」なら..(2020.09.12 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)