2021.05
マスクとベルガマスク
山尾悠子 著「歪み真珠」拝読。
外国の絵本のように見たこと無い景色を見せてくれる。それはもう幻想的だけれど甘くはなくて、常に深い毒をはらんでいる。
双子の美しい男女を描いた「マスクとベルガマスク」が印象的で、その文章の波に溺れてしまいたいような。
読書というよりただ感じ取..(2021.05.31 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
坐来大分
銀座一丁目から有楽町シモンズの上にリニューアルオープンした大分料理の坐来へ。
泰明小学校がすぐそこに見える個室でいただきましたがこのご時世個室は本当にありがたいですね。アフターコロナのレストランは清潔、換気、他のテーブルとの距離など行き届いていないといけません。
こちら..(2021.05.29 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
鳳仙花
「鳳仙花」中上健次 著、拝読。
学生の時、研究してたのでこの本も読んではいたのですが若いときには読めていなかった部分が読めるようになっていると感じます。
紀州サーガといわれる血縁の濃さを描いたシリーズのなかでも「フサ」の娘時代を描いたこの小説は一人の少女が女へと移行するほんの一..(2021.05.27 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
着物でライブ参戦
着物でライブ参戦。
歌舞伎座ならともかくそんな人は中野サンプラザで私だけだったように思いますが、着物生活になってしまうとこのほうが楽だし、気分が良いので。
洗える素材の着物に軽いヘコ帯、汚れの目立たない足元にしました。帯留めの横につけたピーチマークは会場に着く前に落としたけど・..(2021.05.25 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
驚異的身体性
岡村靖幸2021操ツアー5/18 中野サンプラザ参戦。
このツアー行くの三回目なのですがようやくセンターど真ん中6列目を引き当てました。歌舞伎座でも6列目が一番好き!本懐を遂げた気持ちです。
オペラグラス無しで表情までよく見えました。これまでで最高のパフォーマン..(2021.05.23 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
小説禁止令に賛同する
いとうせいこう 著「小説禁止令に賛同する」拝読。
近未来、日本が放射能汚染され戦争がおき、日本が他国に占領されもはや日本でなくなった設定の話です。
ここでは検閲による伏せ字が多用され、元小説家の主人公が「小説禁止令に賛同する」といいながら小説の謎に迫っていくのです。
皮肉..(2021.05.21 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
牡丹と蝶の道行き
今月の文楽三部は二演目でカップリングは「牡丹と蝶の道行き」。
先日アンティークの復刻柄で牡丹と蝶の帯を購入したので締めていきました。
季節的にもぴったりですね。
雨だったので濡れてもよい素材の江戸小紋で。
特に筋はなく歌舞伎でいうところの舞踊ものみたいな感じですが、..(2021.05.19 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
能×現代音楽 vol.8-2
青木涼子、世界初演シリーズ。
シバウラハウスは小さなスペースなので40名客を入れてのコンサートです。
それでも、このご時世隣が近いなーと感じてしまうのだからイベンターは本当に辛いでしょう。
ヨーロッパの作曲家二名と日本語も話す中国人の作曲家一名がそれぞれ新曲を発表。うち、..(2021.05.17 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
摂州合邦辻
文楽5月公演@国立劇場。
三部あるのでそれぞれチケットを押さえていましたが、今回はお国の都合で一枚が休演払い戻し。
改めて別日で取り直す気にもなれずこの数年すべての演目を見ていたけれど一部は諦めました。
我々観客も「新しい鑑賞様式」がすっかり身に付きまして飲食なし、挨拶な..(2021.05.15 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
高血圧症の思ひ出
谷崎潤一郎が高血圧に悩まされた日常を綴った「高血圧症の思ひ出」を拝読しましたが、昭和34年だと決定的な予防薬がなかったのですね。
今でしたら、日々の服薬で谷崎の血圧はほぼ正常値に保つことも可能でしょう。
血を抜いてみたり、熱海の自宅まで大阪や東京から「名医」を出張往診させたり、..(2021.05.13 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)