2021.07
サージウスの死神
今回の直木賞を取る前から評判をあちこちで耳にして気になっていた佐藤究。
「サージウスの死神」は2005年、純文学としてのデビュー作のようです。
ギャンブルに深入りした男の奇妙な脳内現象を軸に話が進みますがまあ、スリリングで引き付けられました。
ギャンブルをテーマに..(2021.07.30 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
五條橋、多摩川、春秋
上村松園のパッケージが美しいゼリーとムースのセット。
上村松園大好きな日本画家です。
・・・
今年は人前で弾くお浚い会もないので難しい曲を必至で浚っています。「五條橋」はこれが弾ければあとはどれでも節が違うだけで難易度は同じだから、と師匠に言われて、なんとか攻略。..(2021.07.28 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
大韓ロック
「大韓ロック探訪記」拝読。
大韓ロックってどんな音楽かまるで知らなかったのですが長谷川陽平氏が20歳代の頃から韓国でギタリストしてるってことは知っていました。
なぜかというと長谷川氏は高校の同級生だったので風の便りで聞いていたの。ですがこの本読んでびっくり、もう韓国の重..(2021.07.26 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
蝶のゆくえ
橋本治 著短編集「蝶のゆくえ」拝読。
2003年、2004年に書かれたもの中心。
冒頭の「フランダースの犬」はこのころから度々報道された親による幼児虐待を扱っています。
加害者である親ではなく被害者の子供の側から書きたいという衝動があったと本人あとがきにありました。
..(2021.07.24 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
妖精悪女解剖図
都築道夫 著60年代のミステリー短編集「妖精悪女解剖図 増補版」拝読。
初めて読んだ作家なのですがミステリーの顛末よりも女性の心理描写におおっと感じる点が多く、当時の時代背景も新鮮で面白く読みました。
携帯電話もなければ女の職業も少なく猥雑とした風景がそこかしこに残る今..(2021.07.22 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
ずーっと嫌いでした
そもそもは2002年の日韓合同ワールドカップだったと思うのですが、普段いない外国人が六本木に押し掛けて荒れるのです。
その後もワールドカップのたんびにばか騒ぎをする外国人が増えて六本木のモニターがあるバーもクラブも試合映像を映し出しわたくしのDJイベントどころではなくなるのです。
..(2021.07.20 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
11月のギムナジウム
「11月のギムナジウム」萩尾望都 著。
漫画の古典と言ってもいいタイトル作品のほか1971年に発表された美しい短編が詰まっています。
大人になって読む方がじーんと来るような作品。
イギリス、ドイツが舞台ですがまだ気軽に海外の情報が手に入らない時代に良くこんな絵が描けたもの..(2021.07.18 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
この国で女に生まれることはとても憂鬱
東大生が複数で女子大生に強制猥褻した事件をもとにした小説、「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ 著、拝読。
ディテールはすべてフィクション。
思い上がった東大生の世のためになどまったくならない日常と、そんな男のいいなりになる女子大生の心情が綴られ歯がゆい物語でしたが、なぜこんなこ..(2021.07.16 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
こわい本
「こわい本」梅図かずお 著、拝読。
シリーズ1「蛇」と2「異形」が出たところです。
「蛇女」を扱ったものがとにかく多いのですが、これは梅図先生の故郷が「安珍清姫伝説」ある和歌山県だからと解説に書いてありました。
どれも60年代の発表作品ながら終末論に基づくような話もあって..(2021.07.14 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
手紙は読んでいなくても、これはきっと返信
まずは竹宮恵子の「少年の名はジルベール」を読む必要があるのですが(こちらに私の感想あります)、
http://www.timcuba.com/?p=17732
これには思春期の少年が主人公である少女漫画における二巨頭といってもいい竹宮恵子、萩尾望都が20才駆け出しの..(2021.07.12 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)