2021.10
銀の匙
中勘助 著「銀の匙」拝読。
それはそれは美しい幼年期、少年期の情景を描いた小説でして、有名作品なのにこれまで読んでいなかった自分にバカバカバカって感じでした。
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生まれつきの虚弱のうえに運動不足のため消化不良であった私は蜂の王様みたいに食い物..(2021.10.10 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
伊勢音頭恋寝刃
「伊勢音頭恋寝刃」国立劇場にて観劇。
恐ろしいほど客席スカスカだったけど充実の歌舞伎でした。
退屈する部分がなく初心者でも楽しめる筋でいい演目なのに客入りが最悪なのはなぜかなあと思います。
まるる(莟玉)は可愛らしいし梅枝はもはや貫禄すら感じるいい女だし時蔵の万野..(2021.10.8 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
越後つついし親不知
「越後つついし親不知」水上勉 著、拝読。
短い小説だけれど貧乏な雪に埋もれた土地でわずかな日銭のために菰あみに精を出す女の生活、杜氏に出稼ぎに出て家族のために肉体労働をする男たちの悲哀がすっと入ってきて、見たこともない越後の雪深い風景が寒さと共に肌で感じられるようです。
昭和3..(2021.10.6 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
三番叟まわし
徳島県の部落で伝承された「三番叟まわし」のあやつり人形は文楽人形にとても似ているものがあり驚きました。江戸時代には成立してた芸とのこと。
NHKの番組で部落問題の一端として紹介されるまで知りませんでしたが門付け芸だったことからも賤民の芸だったことがわかります。..(2021.10.4 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)
なみだふるはな
「なみだふるはな」拝読。石牟礼道子、藤原新也 著。
水俣の惨状を文学にして世の中に突きつけた人と福島のフォトグラファーが2011/6/13 から2011/6/15 にかけておこなった対談の記録。
日本人は便利な生活を求めその果てに何よりも大事な土地と命を失った。
..(2021.10.2 By dj kazuru Posted in: dj kazuru, Uncategorized)