92歳の現役芸者
ゆう子姐さんの
座右の銘が
タイトルにもなっております
「いつでも今がいちばん。」
拝読。
三味線弾くし
唄もうたうし本当に
この年齢で稀なひと。
ある程度の年齢になれば
握力が落ちるから
三味線の音締をぐっと
しめたりできなくなるもんだけど
普通に扱っているし・・・
いやはや
驚愕の丈夫さです。
右端で
お三味線弾いてらっしゃるのが
ゆう子さん。
先日の
ほおずき会で、間近に拝見して
感激でした。
芸者というのは
いわば女のプロだからね
(プロの女ではない)さすがに
容姿だけではなく
作法も心得たものです。
ゆうこ姐さんなりの
マナー、人生訓、すべて
頷けることばかり書いてありました。
面白いのは
彼女は器量よしを
見込まれて芸者になったタイプの
人ではないということ。
現在のお姿は
とても
可愛らしく見えるけれど、元来の
美人という感じではなかったらしい。
ホステスでも結局生き残れる人は
顔のいい人、若い人ではないって
いいますが、本当なんだな。
孫までいる姐さんですが
「旦那」とはいわゆる正式な
婚姻関係ではなく、花柳界ならではの
結婚。
ぶっちゃけ
金銭的に支えてくれる男性がいたから
金の心配なしに
芸者を続けられた
と
いうようなことまで書かれています。
これを
芸者って、日陰の身でかわいそー、と
思ったら大間違いで
昭和20年代、30年代の
話しですから
カタギの御嬢さんだって
金銭的に不自由ない男性と
結婚できなければ
窮地に陥るのがふつうだったと思われます。
確かに「旦那」がつく必要はあるけれど
家庭に収まって、それで終わりではなく
自分の腕一本で
稼いでいくことができる。
当時の芸者とは
けして悪くない職業だったはずです。
いまは女の職業って
すごく増えているよね。
これってごく最近のことなんだよな、と
思います。
(DJ KAZURU)
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