1. La Vuelta al Mundo
2. Regalito de Dios
3. El Juego de la Vida
4. Me Dicen Cuba
5. Venenosa
6. Trece
7. Dime por Que
8. El Palo Mas Duro
9. La Mitad
10. La Peligrosa
11. Despues de Mil Lunas
12. Conga Pa Cerrar
破竹の勢いのHavana de Primera 。
重厚な1作目そして大ヒット曲パサポルテを含めた2作目を受け
待望のアルバムが発表されました。
サウンドの傾向は、前2作の延長線上にありながら
ダンスチェーンばかりではない幅のある作品集になっています。
今回は個々の曲を見ていきたいと思います。
1曲目は明るめの曲。メインの歌をアブレウと
もう一人のボーカルが掛合いでとるのは新機軸。
2曲目はアルバムアルバムのみのトラックとしてはメインとなるナンバー。
スペインのフラメンコ調のアレンジから
いつものHavana de Primera サウンドへじわじわ盛り上げていきます。
3曲目は後半怒涛の展開となる高速ティンバ。
4曲目はPasaporte調のミディアムスロー。
シングルで先行ヒットしました。
5曲目は珍しくオーソドックスなソン。
渋いです。
6曲目はキューバン・ロック。
ねじれまくってカッコいいです。
7曲目は1曲目同様、明るい曲調。
キューバとUS間の国交復興の流れが出て来たのは最近ですが、
社会が明るめの曲を求めていることに
アーティストが呼応しているのでしょう。
8曲目はアブレウともう一人のボーカルが掛け合うルンバ調の曲。
10曲目はハバナデプリメーラの18番の重厚なティンバ。
ぐいぐい来て最高です。
11曲目はミィディアム・スローのナンバー。
アルバムの幅を広げています。
12曲目はコンガのリズムを基調にした曲。
強力なホーンセクションが聴き所です。
いかがでしょうか。
リーダーのアブレウはティンバはもちろん、
ソン、ヌエバトローバ、ジャズ、ロック全てと言ってよいキューバ音楽を
演奏してきていますので、
それを自らのサウンドに取り入れようとしているようです。
いよいよHavana de Primera はキューバ音楽を代表するアーティストへ
向かっているといってよい一作になっています。
(福田カズノブ★2015.10.3)
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