毎年恒例のTIM★CUBA Music of the Year の発表です。
このコーナー、今年からエントリー作品は、
CDのほかネット配信のアルバムも対象にすることにしました。
長い間CD主義だった私ですが、昨年はついにPCDJに。
また、CD発売が遅く(CD発売されないケースもあり)
音源の購入はネット中心になったこともあって
エントリー変更を決断しました。
それでは、2015年の第10位
Azucar Negra 「Bailar con Tacones」
バンボレオから分裂して出来たバンドで
さらに編成が似ていることもあって
常に比較されることの多いアスーカル・ネグラですが、
ついに男性ボーカルだけにしてバンボレオと差別化をはかりました。
この変化は今作ではまだ充分発揮されたとは言えませんが、
全盛期のアスーカル・ネグラ復活を目指しての試行錯誤ととらえて
期待をかけています。
以前のヒットナンバーを男性ボーカルだけで
セルフプロデュースしてもよいのではと感じています。
第9位はBamboleo 「Caramelo con Picante」
女性ボーカルを擁したバンドの元祖、バンボレオの新作です。
精力的に活動し、標準以上の楽曲ばかりのアルバムには
なっていますが、タニアやアライン・ダニエルの在籍していた
ころの勢いまで戻っていません。
今のバンボレオにはスターがいないので
まずはメロディの分かりやすい大ヒットナンバーが
必要な感じがします。
第8位はGrupo Danson 「Rumba Son con Timba」
アレキサンデル・アブレウがハバナデプリメーラを立ち上げる
前に初めてボーカルを披露した
ヨーロッパのティンバ系バンドのセカンド。
アブレウはディレクションも行っていて自身のバンドの構想を
このバンドで行っていたことでも有名。
ルンバ系の音をティンバに取り入れたサウンドと
味わいのある演奏で好感のもてる作品に仕上がっています。
引き続き第7位~第4位の発表、そしてベスト3と続きます。
(福田カズノブ)
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