第7位はからの発表です。
Los Van Van 「La Fantasia」
バンバンの創設者ファン・フォルメルへの追悼盤といえる
重厚で静かな大作。バンバンらしい香りのする作品で
埋め尽くされています。
楽曲にはファン・フォルメル作も多く、他の曲はバンド全員
で持ち寄ったという形態。
いよいよ次作は勝負所、はじけた新星バンバンを期待しています。
第6位Alexander Abreu & Havana D Primera 「La Vuelta al Mundo」
先行シングルの2曲が強力なナンバーでヒット。
アルバム全体としては、音楽的にバラエティにとんだ内容に
なっていて、アブレウはただのダンス系ティンバ・バンドではない
ことを数多い音楽的な引き出しから示そうとしたアルバム。
あいかわらず高品質ですが、デビュー作と第2作があまりに
傑作すぎたので今回はこのあたりの順位としました。
第5位、Maykel Blanco y su Salsa Mayor 「Que No Me Quiten La Fe」
昨年待望の初来日をして、現地でしか聴けない
最も勢いのあるキューババンドだと
ファンをうならせたマイケルブランコの新作。
聴きこめば聴きこむほど味の出るキューバン・グルーヴが
詰まった一枚。まだまだマイケル・ブランコの勢いは
止まるきざしがありません。
このアルバムの前にライブ盤もネット・リリースされましたが
スタジオ盤を一押ししたいと思います。
第4位は中堅バンドTumbao Habana 「De Cuba Soy」
突き抜ける透明感のあるボーカルとしっかりとした演奏。
2000年前後のティンバの香りが残るナンバーを
古臭くなく今の音としてまとめ上げた彼らのキャリア・ベスト。
こういったアルバムがでることは全体として
ティンバが盛り返してきている証拠と言えます。
(福田カズノブ)
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