ものすごい久しぶりの文楽
義経千本桜@国立劇場。
桐竹勘十郎さんの知盛よかった・・・
押さえた悲しみと
爆発する感情の細やかな表現。
床本もあるので
ストーリーばっちりです。
文楽とはこれ情なり、と
人間の情、すべてが詰まっているものが
文楽の世界なんだと住太夫さんが
表現していますが
本当にそのとおり。
情も、忠義もない人がたくさんいる
今の時代だからこそ
その世界観にはまる人も多いと感じます。
偽りの心ではなく
真実の忠義や、命を賭してつらぬくべき心が
ここでは描かれている。
帝の今後に思いを馳せ
見事に死んで見せた典侍局のシーンも
知盛の最期も涙がとまらんかったです。
幕間のお弁当、予約すると
お席が整っているのは歌舞伎座と同じ。
作り置いた料理なので
めちゃくちゃ美味しいとかではないけど
これも楽しみのひとつ。
くろごちゃんとも撮影できたー!
最近よく着る江戸小紋ですが
文楽ファンの方は紬が多いように
お見受けしました。
歌舞伎関係の人のほうが華やかだけど
文楽の客層は落ち着きのある色味を
選ぶんだなーと、観察。
(DJ KAZURU)
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