小川糸 著
「喋々喃々」拝読。
谷中でアンティーク着物屋を
営む女性の話。
谷中は私もよく行くエリア。
実際に趣味の良さで有名な
アンティーク着物屋が根津にあるから
なんとなくその品ぞろえを
思い浮かべてしまうね。
着物好きな人は
現実には洋服を着たおした
ファッショニスタみたいな人が
多い、もしくは江戸時代のシンプルで
丁寧な生活に憧れている人が多い
と、思う。
こちらの主人公は
丁寧な生活派。谷中周辺にあとから
移り住んできた人にも
こういうタイプ多い気がする。
ストーリーとしては
奔放な妹に男を寝取られたり
妻子持ちの男にぽーっとなったりで
恋愛がうまくいってない女性の話です。
不倫の名言が出てきて面白かった
最初は惚れたはれたって騒いでるくせに
すぐにほかの相手とまた浮気するんだよ。
それで運命だとか平気で抜かすんだから。
みっともないったらないよ。
ひとり騙すもふたり騙すも十人騙すも
同じになって、自分が
嘘をついていることすら分からなくなるんだよ。
それで、人の事が信じられなくなって・・・・
ってやつ。
こういう人たちを「不倫友の会」って言うんだそう
はっはー、なるほどね。
「おはん」の二股男が思い出されるけど
気の毒な状態だね。
それはともかく
谷中、浅草、とても東京らしい
町並みの描写と、実在するお店や
名物の美味しいものが出てくるのが
楽しめます。
本郷の「TIES」 なんかは
ケーキとコーヒーどちらの
レベルも高くて、私も大好き。
・・・
2月27日
麻布トロピで
「もうすぐ最後のティンクーバ」やります。
3月が最後なんですが
最後みたいな気持ちにもうなっているので
皆様に愛されてきた曲の数々を
どばっとまとめてお届けしますね。
27日20時からです。
(DJ KAZURU)
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