1997
EUCD-7
1. A Partir de Hoy
2. Buscando Una Mujer
3. Cuando Tú No Estás
4. Voy
5. ¿ O Me Lo Das, O Me Lo Quitas ?
6. Chica Clásica
7. ¿ Qué Puedo Hacer ?
8. Sé Que Tú
9. Te Aprovechas De Mí
10. Que Solo Estoy Sin Tí
11. Cuando Falla La Ocasió」n
12. No Disimules Más
キューバでサルサ・ドゥーラと表現されていた音楽が
ティンバという呼称に移行した頃の隠れた名作。
個人的に、女性のボーカルを生かしている
オルケスタはいいなと思うのですが、サブロスラ・ビバは
男声と女声、揃っていることにより
オリジナルな音作りに成功したと言えるでしょう。
この作品以来、長年
公式にアルバムをリリースするに至ってはいないものの
この1枚だけでも、充分に彼らの真価が分かります。
聴くものの耳を飽きさせない、アイディア。
興奮へといざなうパワー。
聴き返す毎に、これこそキューバ人が当時模索していた
新しいポピュラー・ミュージックだったのだと、思うのです。
当時、彼らの所属レーベル「EURO TROPICAL」主催の
コンサートが映像として残っていますが
それで見る限り、メイン・ボーカルの女性も特に美人と
いうわけじゃなく、ビジュアルに派手さはありません。
しかし、サウンドはきわめて華やか。
同時期に活躍したキューバのオルケスタの中でも
洗練度は、かなり高かったほうです。
なお、先に紹介したLIVEの音源が
2枚組のCDとして発売されています。
ともに出演している
マノリート・イ・ス・トラブーコ、KLIMAX、などの演奏も
素晴らしいのですが、そこに混じったサブロスラ・ビバは
全く見劣りすることのない、驚くばかりの存在感。
このようなオルケスタが、諸事情があるにせよ、順調に
公式なアルバムを発表するに至らなかったことは
とても残念です。
それもキューバらしいこと、といえば
それまでなのでしょうが。
(DJ KAZURU ★ 2005/07/18)
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