村田沙耶香著
「コンビニ人間」
芥川賞選評でもかなりの高評価。
今回はもめなかったようですね。
わかるわ
久しぶりに若い作家さんの
小説楽しく読めました。
若い作家がこの時代でなければ
書けないことを書く
そういうのがいいよ。
誰かに管理されているわけでも
抑圧されているわけでもないのに
自己がまったくない。
社会性はあるのに
自分というものを楽しめない。
この感覚は面白かったな。
ひとつも生産的なことをしないくせに
文句タラタラの男性も
現代にはフツーにいそうだ。
あと
言葉の使い方に妙な
凝った部分がないのも
安心して読める要素。
語感が悪いと気になって
先に進めないけど
この作品はとてもなめらかでした。
*DJ KAZURU*
Add A Comment