先だって急逝した
吉野朔実の「記憶の技法」拝読。
少女漫画の中でも
文学度合いがマックス。
たまらんな〜
これはミステリアスなお話。
少女には
ぼんやりと隠されていた
つらい過去があり
ようやく過去に向き合う作業を
終えます。
そのとき少女に付き合って
過去を探る旅をした
少年が
「あなたのことを
知っているからという理由で
オレを
悪い記憶の引き金のように
扱わないでくれないか
頼むから
オレを嫌わないで」
と言ったのが
印象的。
そういうことって
あるよな…
せっかく辛いことを
ともに乗り越えたのに
共通の暗い思い出が
ふたりの関係の
足枷になるような。
なんてうまい
表現を吉野朔実は
するのだろう!
*DJ KAZURU*
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