コートドール、シェフ斎須政雄氏の著作は
以前にも紹介したことがあります。
高級店ゆえなかなか訪問出来ませんが、氏の
哲学にはいつも共感を覚えるのです。
こちらの新書「少数精鋭の組織論」も
これまた私には響く言葉がいっぱい。
「堅牢でない自立には
一発勝負で終わるもろさが潜んでいますし、いたずらに
盛り上がる業界の体質にはなじめません。養分は
流行に乗れない人にこそ溜まっています。
無様に進むのは、崩しようがないたのしさがあります。」
「新鮮な興奮を味わうことが飽きずにやれる原動力です。
長年やっていると、先が読めて楽しくなくなるものです。
興奮できなくなるから、最初から
結果は想定しないようにしています。」
「ぼくたちは、はじめてのお客様とも出会うわけです。
いろいろな要素が《ないまぜ》のなかにいないと、浮き上がって
裸の王様になってしまい《自分の思いはどうして伝わらないのか》
と思うようになってしまいます。実際は、
伝わらない思いの方が多いのですから。」
「《いいもの》は、手間がかかるのです。
覚悟が要ります。維持は、片手間ではできません。」
「《魂を売って》では継続が難しいのです。」
我がTIM★CUBAもいわば少数精鋭の組織のひとつ。
学ぶところも共感するところも次々に読んで取れるのです。
(DJ KAZURU)
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