東京藝術大学の
邦楽科の演奏会！＠藝大奏楽堂

わたくしの師匠も出演。

校舎がクラシカルでいいですね。

古典長唄の「鶴亀」という
曲に山田耕筰が
オーケストラをつけた
壮大な楽曲を聴いてきました。

木管金管も加えた
オーケストラ編成に
数十名の長唄陣が合わさった
大編成。

邦楽の伴奏のように
オケがついているので
映画音楽のような
重厚さでした。

西洋音楽と邦楽は
何もかもが異なります。

日本人ですら
西洋音楽のほうが
理にかなった音楽だと考え
西洋音楽だけを
学んでいる人が多い時代に
つきつけてくる
山田耕筰の考え。

解説文によると

「西洋のピアノ伴奏歌曲と
同じように、唄が旋律で
三味線が伴奏と思われていたが
山田耕筰の見解は
三味線の定旋律に唄が自由に
流転する対位的旋律を
形造っているというものであった」

なるほど！！！　です。

こうして
合わせて西洋の音楽と日本の
音楽に接してみると
邦楽の持つ力に
気づくことが出来ます。

邦楽は演奏者同士が
常に間合いをはかるので
指揮者はいません。

アイコンタクトもありません
息遣いで感じ合うこともしません。

じっと伏し目がちに
視線を落としたまま
間合いをとりつづけて
何十分も演奏を続けます。

繊細で美しい世界です。

上野の奏楽堂の
帰り、公園のライトアップを見ました。

DJ KAZURU