岩下尚史氏って
まだ50歳代だけど
日本の最後の良心だと思ってます。
「芸者論」に「ヒタメン」
素晴らしくて何度も読みました。
ただ
著作における
文章の書き方が現代人には
ピンとこないのね。
岩下氏の新刊は
(私は嫌いなやり方ですが)
インタビュアーとの
会話を文章におこしている
体裁ですので
これまでの
氏の著作を難解、と
いう向きにはぴったり(こうやって
話し言葉にしないと、もう
本読んでくれる人が減っちゃったのか?
という感じもする…)。
本書では
若作りにこだわり
若い人と同じ言葉、同じ文化を
共有したがる
そういう今の50歳代〜70歳代に
嫌悪感をもつところなど
大変共感いたしました。
じゃあ
大人の振る舞いって
なんなのよー、となるけれど。。。
別に
その方法を細かに
教えてくれるわけではないのです。
岩下氏は
言ってみれば戦中世代以前の
男の責任について
語っているのだと思います。
そしてそれは
江戸期やそれ以前の
「饗応文化」につながります。
饗応、
宴、というのは人間関係において
非常に重要なことなんです。
だから芸、の話にもなるのですねー。
しかし
わたくしはまっとうな
社会人経験が薄いせいか
宴席における席次について
少々無頓着すぎたなあ、と。
反省いたしました。
DJ KAZURU
Add A Comment