それでは2016年の6位から10位までの発表です。
第6位は、Jusus Cutino 「En La Cima」
最近は各バンドのカンタンテをゲストにした楽曲
だらけになっていますがこのアルバムも同様。
ですが、ソンテイストの楽曲が素晴らしいものばかり
で、かつ演奏も重厚で個人的には今年度裏NO.1。
ゲストミュージシャンも豪華。
中でもピアノのRolando Lunaが聴き所。
派手さはないものの良質なムシカ・クバーナ
だけでできている1枚です。
第7位は、Elito Reve y su Charangon 「La Salsa Tiene Mi Son」
最近、リリース、ライブ共に積極的に活動し好調なレべの
豪華ゲストボーカル陣を迎えてのセルフカバー集。
企画は第1位のクリマックスと同様。
こちらは特に新しいアレンジはありませんが、
相変わらずの怒涛のグルーヴは健在。
第8位は、Alain Almeida y la Constelacion de Cuba
「Pa lante y con fe」
印影のあるメロディが印象的なAlain Almeida 。
ティンバは強烈な演奏が身の上なところがあって、
本来もっていたキューバ音楽のセンティミエントな要素が
後退していた感がありますが、ここのところ
メロディ重視なバンドも多くでてきています。
このAlain Almeida はその筆頭。
第9位は、Reinier Morales y su Yambele Orquesta
「Soy cantante」
ソンクバーノを基調にしたバンドデビュー作。
アダルベルトとマノリートの間くらいの感じ。
B級ですが次作も聴いてみたいと思わせるものがあります。
第10位は、Jacob Forever 「El Inmortal」
クバトンというカテゴリーを越えて
いまやラテン界のトップアーティストとなった
Gente de Zona。そのメンバーのソロ作。
シングル曲は日本のクラブでも異例のヒットとなりました。
これは個人的な感想なのですが、
レゲトンやクバトンと呼ばれているジャンルの曲は
ヒットしているときのみクラブで光輝くのですが
時間とともに風化するスピードは
サルサやティンバより倍速のような気がします。
そんな旬な曲の入ったアルバムを10位にしてみました。
こんかいのベスト10はいかがでしたでしょうか。
この中で日本で手に入れたCDは、イサック、レべ、エル・ニーニョ
の3枚だけ。あとは全てデジタル配信による取得でした。
CD化されていないものがほとんどのような気がしますが、
もはやCDは出ない時代となった感もあります。
(福田カズノブ)
Add A Comment