江國香織 著
「はだかんぼうたち」
拝読。
自分がティーンエイジャーのころは
おばさんたちが
将来的な展望もなく
恋愛するなんて信じられなかったけど
三十代四十代の人が
恋愛することは
当たり前。
特に江國香織の世界では
夫
だの
恋人だのいう
関係に名前のつかないような
ふわふわしたあり方で
中年がデートや
性交や男女関係を
続けていきます。
関係に名前をつけて
その確認にいそしむよりも
今のふたりに
熱いものがあればいい。
わかるよー。
それはわかるよー。
でも
この作品に関しては
さほど密なものがあるとも
思えなかった…
みんな自由に選択しているように
見えるけれど
本当のところ
それがあってなくても
人生に影響しません
というふうに
スカした感じがする。
誰かを不愉快にしたり
怒らせたり
死にたくさせてしまうような
男女の関係なら
もっと密であったり
のっぴきならないもので
あってほしいな。
DJ KAZURU
Add A Comment