花のれん
山崎豊子著 拝読。
大阪吉本興業の創始者が
モデルとか。
それはおいといて
素晴らしい小説でした。
冒頭、主人公は呉服屋に
嫁いでいるのですが
夫は商い下手の遊び好き。
呉服屋潰して
遊び好きなら、いっそ
寄席を商売にしようと
鞍替えますが
その仕事にも身は入らず。。。
芸者に入れあげたり、妾に
小料理屋買ってあげたり、また
その妾宅で
同衾中に死んでしまうわで
どん底なわけです。
そこから
細やかな気配りで寄席を繁盛させ
いくつもの小屋を経営し
通天閣まで買取る
主人公。
すごいですよ〜
小さなことが大きな商いに
発展してゆくエピソードの
面白さ!
こういうことって
現代の商売、企業でも
通用することなんではないかと
思いました。
最後に
戦火が彼女の築いたすべてを
焼き尽くしますが
その商売の魂や志ってものは
残るんだよね。
バカな亭主に振り回されても
大正、昭和初期に
こんな生き方した女性がいたなら
素敵っす!!
本日のコーディネート!
DJ KAZURU
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