北方謙三著
コースアゲイン、拝読。
短編集なんだけど
どれも
作者を思わせる男が出てきて
ハードボイルドざんす。
若いだけでなく
賢くもある女でなければ気に入らない
船には一人で乗って
魚と格闘する。
塊肉を熟成させて
好みに焼き上げる
葉巻はハバナ産にこだわる
ソーダで割った酒はステアしない
高速で仕掛けられたら
とことんつきあう(←危険…)
ポルシェをポーシェと
発音した女との思い出が
マゼラーティと言った青年との会話で
よみがえる…
バブリーな雰囲気に思うけど
一方で
年月をかけて
壮大な時代小説を書いた作家の
裏の顔ともいえますね。
マテリアルにこだわる、でも
それだけじゃないことが
よくわかるから
ファンが多いんでしょうね。
自分の中で
美しいふるまいと
みっともないと思うふるまいが
明快になっている人は
いいもんです。
DJ KAZURU
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