五辮の椿
山本周五郎 著、拝読。
途中でやめられなくて
わーっと読んじゃいました。
サスペンス、という言葉が
帯にありましたけど
それじゃあ二時間ドラマみたいだよ…
人間の業の話でもあり
女がいかに恐ろしい生き物かという
話でもあり。
主人公は
男をとっかえひっかえしてる母親を
嫌悪していて
働き者で地味な父親を
大切に思っている。
ところが
母親から実は本当の父親は
間男だときかされ
復讐の旅が始まるのです
うう、なんて気の毒なんだ。
あばずれなのは直らないとしても
娘の人生まで
踏みにじる母親が
現実世界からは
いなくなることを望みます…
なんか
そういう話けっこう聞くしね。
自分の身体に流れている血を
憎むしかないというのは
つらいことだろうなあ。
DJ KAZURU
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