池澤夏樹氏による
詩の紹介と考察。
詩が改行され
音読に伴う韻律をもつ
ものであるということは
訴えかける力を
倍増させているんですね。
ながらく
小説ばかり読んできましたが
詩の効用を知りました。
短いだけに
突き刺さることばを
紡いだ人は多くて。
ヨーロッパのものも
漢詩も
名訳を並べられると
わっと飲み込まれそうです。
池澤夏樹氏には
つねづね批評家としての
力量をかっていましたが
今回もすごかった。
特に喪失感に寄り添う
詩というものを
しっかり教えていただけたと
思います。
この数年は震災により
失われた数多のものに対して
いかに向き合うかが
問われました。
ことばにならない心を
言葉であらわしてくれる。
そういった詩人の存在も
必要なのだと感じます。
DJ KAZURU
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