綾蝶の記
石牟礼道子 著
短いエッセイや
公演記録、対談、書評を
集めたもの。
白川静氏との
交流についてや
能への思い。
まだまだ知らない
石牟礼道子という人の
横顔に接することが
できたよう。
それにしても
貧しさのなか、家族みんなが
精一杯働いても
食べていくこともままならない
田舎の貧困地域のなかで
どうしてこのような
文学の人がでてきたんでしょう。
自分も周りの女の子と同じに
そのうち女郎に売られて行くんだな、と
子供の頃ぼんやりとではあっても
思っていた、と
言うんですから!
石牟礼道子を敬愛する作家たちの
発言もいっぱい掲載されており
おもしろく読みました。
アンテナの立ってる人が
ことごとく石牟礼道子に
たどり着いているようでもあります。
DJ KAZURU
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