恒例、教文館での
藤城清治の影絵展覧会、
今回はアンデルセン童話の
ぶどう酒びんのふしぎな旅
を数点見ることができました。
あちこちに流れ着く酒瓶。
数奇な酒瓶の運命は人間にも
重なります。
人間の運命もひょんなことで
大きく変わってしまうもの。
待ち続ける女の人生···
切ないな。
藤城先生は童話をいくつか
手掛けていますが
常に命の尊さ、重さが
透けて見えます。
こちらは
誰にも振り向かれなかった
カナリアと名もない花のお話。
▪▪▪
そして、こちら。
藤城先生には
特攻隊で亡くなった
ご友人がいて、知覧の
記念館にで彼の名を
見つけたそうです。
悔しかったでしょう。
その方の最期に
こびとが寄り添ってくれていたらいいと
そんなお気持ちで
仕上げられた作品ではないでしょうか。
反戦のお心は
先生の作品の根底に
あると思います。
水面に映し出される彼岸花。
DJ KAZURU
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