西成山王ホテル
黒岩重吾 著
大阪の底辺、を書いた「飛田ホテル」
がすごく好きだったので
こちらも購入。
この土地で生まれて
周囲のすべてが
どん底だった人。
ほかの土地で
生きられなくなって
流れ着いた人。
立場はそれぞれながら
ちょっとした
路地空間みたいなところで
起きる人間模様は
興味がつきません。
1970年に文庫化されているので
現在よりもぐっと西成が
特別な意味を持っていた
時代の話です。
自分が大阪に住んでいた
時ですら、その空間には
入っては行けないような
感じがありました。
そんな場所で
本当にあったかもしれない
そんな話を小説で
味わうと、すーっと
飛田のピンクの光が
見えてくるようです。
DJ KAZURU
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