「祇園、うっとこの話」
拝読。
上のものには絶対に
逆らってはいけない
花街独特の掟の中生きるといっても
それを受け継ぐ若い人は
減る一方。
京都のお茶屋の
女将のよしなしごとですが
時代の移り変わりへの
恨み言も多いですね。
現在は舞妓芸子で
京都出身なんて少ない。
芸を見たい気持ちで
宴会をする人も少ないですしね。
瀬戸内寂聴さんの
「京まんだら」の
モデルになったのが
先代の女将だそうで
良い時代もいっぱい
あったのだろうなー。
芸者は若い子から売れていく
そうです。
トラトラをやりたいという
客も多いとか。
昔は客の方も
小唄のひとつも
練習して自分のノドを
披露したものでしょうが
今はその場ですぐに出来る
つまらない遊びが人気とはね···
幸田文が父の露伴に
仕込まれた掃除のしかたを
実践しているという女将。
これって幸田ファンには共通かもね。
一見厳しすぎる
水仕事の作法などは
実は私も大変感化された一人で
共感いたしました。
自分の美意識を守るといっても
誰も誉めてくれるわけでなし
窮屈なものかも、でも
そうやって自分を
崩さずに生きてる人が好き。
DJ KAZURU
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