国立劇場で文楽
桂川連理柵。
歌舞伎座でも馴染みの演目。
けっこう好きな演目です。
今年2月の東京は文楽3演目。
三部制なので
三度に分けて鑑賞です。
立て続けで見る人も
多いようですが
頭が爆発しそうなので
自分は一部づつ見る派。
「桂川連理柵」は
40才の旦那が隣家の
14才の娘に手を出して
妊娠させる話です。
妊娠までは知らない
賢い妻は、ふたりのことが
世間にバレないよう
画策してくれますが、なんせ
妊娠しちゃってますから···
男の方はぼーっとしており
「川に身を投げる!」
という娘をみて
「そーいや若い頃あの川で
俺は芸者と心中したんだよなー
そんで女だけ死んじゃって
俺はしれっと暮らしてたんだよなー
この娘はあの時の芸者の
生まれ変わりかも」
とかいって
一緒に身を投げる決心をするんです。
現実だったら
ポカーンですよね。
本当にあった事件が題材とはいえ
ホントにあったら
バカにしちゃいそうな話でも
いや、だからこそ
楽しめる人形浄瑠璃。
最高です。
発音のはっきりした
太夫が揃っていて
聞きやすかったのも
良かったな。
DJ KAZURU
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