
平野啓一郎著
「カッコいい」とは何か 拝読。
冒頭いきなり
カッコいい、という言葉が
使われるようになったのは
1960年代、とあって
えっ、
恰好いいとか
格好いいって昔からあるではないか、と
びっくりしたのですが、
「恰好いい」は
江戸時代からうまれた概念で
あくまで
「あたかもよし」
「うってつけの」
「あるものとあるものが
うまく調和する」
「全体的な見映え、様子」
という意味で使われていた、つまり
日常にある外見的なものであり
「カッコいい」とは違うとされれば
なるほど、なんであります。
それに対して現在の
「カッコいい」は
「シビレル」「クール」という
非日常の精神に対して
称賛されること、となれば
これまた納得。
著者は
マイルスデイヴィス、
ヒップとは何か、
ナチスの制服、
三島由紀夫、
「いきの構造」、
ファッションモード、
エレキギター、
ダンディ、など
あらゆる事象から
「カッコいい」を考察。
私たちは基本的に
多かれ少なかれ
カッコ悪いことを避け
「カッコいい」を求めて
生きているわけですが
その欲望が発生するしくみを
丁寧に解説してくれました。
DJ KAZURU
Add A Comment