
かぶき伊左
紗久楽さわ 著
江戸時代の最後というのは
歌舞伎にとって非常に
面白い時代であります。
スター役者も多かったし
スキャンダラスな事件も起きれば
技術が欄熟して仕掛けも高度に。
明治の世になって政府が介入し
歌舞伎芝居そのものの性質を
変えようとしたこともあり
色々あったんだなあ、という時代。
その混沌具合を
見事に漫画にしています、すごく
調べて書かれたことが分かるのですが
ストーリーに漫画らしい不可思議さも
練り込まれていて、コミックの
レベルって本当に高い! と
唸りましたよ。
私の大好物、脱疽で四肢を
切断しても舞台に上がったという
田之助を思わせる人物も登場。
どうしてこの時代
こんなにも
歌舞伎にみんな夢中になっていたのか
その魅力をよく伝えてくれています。

作者は「百と卍」という
BLカテゴリーのコミックも
書いていますが、こちらも
驚くほど江戸期の男色について
勉強したことがうかがえる内容です。
池田理代子先生の漫画で
フランス革命のなんたるかを
知ったように、江戸文化についても
わくわくしながら学べる漫画が
あったんですねえ。
DJ KAZURU
[…] かぶき伊左 […]
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