林真理子は2005年に
花柳界の面白ストーリー
書いていたのですね、文庫で
復刊するまで知らなかった。
田舎の芸者から新橋の
ど真ん中の話まで細かくわかります。
作中に出てくる
まり千代さんが東をどりで云々
のあたりは実際にあったことだし。
金子國義のイラストも素敵。
この小説で書かれている
母娘三代の大河ドラマのような
話は、そのまま日本女性の生き方の
変遷なのですよね。
家が貧しければまず
女の子から割りを食う。
学問を極めることはできないし
働こうたって
職業の種類もわずか。
添った男次第で
生活レベルが変わる。
そんな時代はほんの少しだけ
前のことです。
今も会社員などになれば
そこの仕組みは男性中心なので
根本的には変わってないんですけどね。
···
お前は自分で自分を
不幸にするのがうまい人間だ。
どうしてそんなに
もったいないことをするのだろうか。
···
DJ KAZURU
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