
青木涼子の初演三曲コンサート。
作曲者それぞれのコメントつきで
聴けて貴重な体験。
演奏が始まると
空気がピーンとはりつめ
謡の一小節だけでもう
空気が濃密に変化します。
伝統的な能をしっかり身に付けていながら
女性と言うだけで
活躍の場が得られない
「能」のアーティスト。
能を深く知っているわけでもない
日本人でもない作曲家たち。
そのカップリングで
こんなにも面白い音楽が登場するんだから
不思議なものですね。
中にはうめく声のように
つぶれた発声を入れた曲もありましたが
青木涼子の声がのっているかぎり
紛れもない能、謡に聞こえます。
観世流の人たちが
これをどう思っているか
まったくわかりませんが
広く世界に能をアピール出来ているのは
青木涼子だと思うのです。
もし彼女が男性だったら
松羽目の前で古典を
舞っていたのかな?と思うと
よくぞ女性に
生まれてきてくれましたという
気持ちになります。
初演に立ち会った
おしるしいただきました。

2/60 です
とても小さい会場での
密な出来事。
私はアンソニーチャンの
作品「胡蝶」が一番気に入りました。
次回は1/18 だそうですよ。
国内での上演が減っているので
とーっても貴重なコンサートです。

DJ KAZURU
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