恒例のTIM★CUBAディスク大賞2019の発表です。
ますますCDからデジタルへ移行したせいもあって、
アルバムではなくシングルリリースが多くなってきました。
それでもここではアルバム単位を基準にしていきます。
まずは7位から10位。
第7位は Azucar Negra 「Metele Con To」。
リモンタはバンボレオから独立してアスーカル・ネグラを
立ち上げた2000年前後に書いた曲が絶品だったので
ずっとその頃のクオリティを期待してしまいますが、
なかなか自己ベストを超えることができません。
男性ボーカルオンリーとなった現在、
クリマックスのように過去曲のリメイク盤を作って、
原点回帰してはと思います。
今回は今後の期待を込めて7位です。
第8位は、Tania Pantoja「Definitivamente」
タニアはたまにとても良い曲をリリースします。
このタイトルソングはマノリートの作品ですが
地味ながら曲、歌、演奏ともに素晴らしい出来でした。
彼女のオルケスタはなかなか良いバンドです。
第9位はHaila
「Con Todo Respeto Haila Canta a Armando Manzanero」
ハイラ・モンピエによるArmando Manzaneroの楽曲集。
落ち着いた演奏にハイラの輪郭のはっきりしたボーカルが
のってポピュラー度の高い作品になっています。
この頃は風格も出てきてポストオマーラという感じです。
第10位はThe Cuban Golden Club「Pregones dorados」
ペドリートカルボ、マジート、ティブロン、ハイラ、バロイ
そうそうたるソネーロ達を集めたエグレムレーベルの企画 もの。
良い楽曲を歌ったときは、はまります。
ソン好きは要チェックでしょう。
(福田カズノブ)
最新のキューバ音楽からはすっかり距離ができてしまいました。個人的に今年は初めてのキューバ訪問から四半世紀(!)、もう一度だけ旅しようかなと思っています。福田さんのリビューを参考に音楽のキャッチアップさせていただきます。続きも楽しみにしています!
クバニータさん、お久しぶりです。
このディスク大賞ですが、調べてみたら
2003年から続けていて17年目になっていました。
読み返してみるといいこと書いてるなあと
感心してしまいます。(過去の自分に負けないように)
クバニータさんのキューバ訪問から25年。
キューバは変わったところ、
変わっていないところあるのでしょうね。
伝統とは何かということと、続けることの意味は、
同義語なのかと思います。
今年はTIM★CUBAとトークティンクーバを
本格的に復活します。
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