
どこの劇場も芝居が自粛なので
歌舞伎座で殺人事件が起こる
小説を読みました。
「仮名手本殺人事件」
稲羽白莵 著拝読。
横溝正史の金田一シリーズのような
探偵もので
隠された血縁、近親相姦、長年の恨み
跡継ぎ問題、謎かけ、などが
歌舞伎の世界で
繰り広げられる話なのでたいそう面白い。
忠臣蔵をはじめ、有名演目が
出てくるので、芝居好きなら
想像が膨らみます。
謎解きの最中に
「道成寺」が舞台でかけられて
「思え思えば恨めしや」
が聞こえて来るのも趣向です。
長唄には恐ろしいなあ、という
歌詞のものもあって、鷺娘の冒頭
「妄執の雲晴れやらぬ朧夜の
恋に迷いし我が心」
ってところを聴くと
いつも「おお怖」って思います。
DJ KAZURU
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