赤江瀑 著
「オイディプスの刃」拝読。
東京堂でディスプレイされた
皆川博子関連本に入ってた一冊。
刀剣は芸術品でもあり
人の命を奪うこともできるものなので
その存在自体が魅力だし
物語が感じられるものです。
その刀の存在を軸にに
血縁の宿命、不義の恋
はたまた近親憎悪までをこめて
香水、詩、をからめた小説が
「オイディプスの刃」。
ちょっと盛りだくさんながら
魅了されました。
皆川博子は
赤江氏の追悼文
「飛び続ける創造力の矢」に
おいて
「赤江瀑を透して向こうを見ると
外界が歪むのである。そうして
歪んだ情景が心地よくなる。
そこに身を添わせていたくなる。」
と、書いたそうです。
DJ KAZURU
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