「赤江瀑の世界 花の呪縛を修羅と舞い」
拝読。
短編、エッセイも掲載されてますが
作品と作者のガイドという感じの本。
とにかく赤江瀑という作家が
気になって仕方ないのだけど
谷崎、泉鏡花、三島の系譜に
連なると言われてる割には
現在文庫はほとんど絶版だし
気軽に入手できないものばかり。
彼に心酔した作家たちの
ディープ話やエッセイとともに
ずっと読みたかった
花曝れ首(はなされこうべ)
が収録されていて
嬉しかった!
こういった題材に美しい文章に
浸れるなんて、日本人でよかった
とも思うのです。
これを機にもっと
文庫復刊してほしいですね。
あと、詩の分野でも
素晴らしいのですよね、ちょっと
載せとく。
···
夏の村 孤独なる首に陽射しぬ
日除とアルルカンとカドリィルよ
少年に訣れてあれば
···
インヘルノとよびし地獄
白炎の村にきて現れたり
行手俄かに若き佝僂のよぎれば
···
DJ KAZURU
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