盛夏の麻着物に
アバンギャルドな半幅帯。
···
こんな半年間は今までなかった、と
精力的に活動されてた方々こそ
仰るわけですが
わたくしのように、長唄の稽古を
淡々とやってるだけの人間には
その前の半年も
その前の前の半年も
あまり変わらないのかも知れません。
さて、
何年稽古しても
美しい音の一つも出せませんで
くどくどと師匠に質問しては
アドバイスをうけていますが、
「いつになったら基本が身に付くのか···」
とため息漏らすわたくしに
師匠が
「素人さんとしては充分弾けてますよ」
とにっこり仰有るのがまた悲しく
なんとしても
もう一段二段と上りたい気持ちで
いっぱいです。
師匠の稽古場にはプロ養成枠の
若い方も大勢いらして
彼らは耳を塞ぎたくなるような
厳しい言葉で指導されています。
自分もけちょんけちょんに
言われた方が良いのではないか、と
思うこともありますが
芸大の学生さん、音楽高校の
若い人と違ってなにせ老体ですから
そこまでは望めませんね。
DJ KAZURU
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