
ワイズ出版という
映画、美術、劇画に特化した
面白い出版社があって、そこの
特集を神保町東京堂がやってました。

劇伴の渡辺宙明の本とか
マニアックだけど読んでみたいと思う
ものが揃ってて
大変興味深かったですよ。
石井隆のことはずっと
映画監督だと思っていたのですが
劇画も描いてたのね、思わず
買っちゃいました。
装丁デザインはミルキィイソベ。
70年代80年代の作品集で
ほぼほぼ性行為の描写が
続くのですが、これで興奮できる人は
あんまりいないと思います。
ただひとりの運命の女
「名美」を追い求めた石井隆の
エロス、というよりは情緒が
ただただ流れていました。
わたくしはこれって
ものすごく日本的な感じするのね···
湿度が高くて
まったくカラリとしたところがなくて
説明のできない「衝動」が
何よりも優先されてしまう。
そんな世界をわたくしは
厚いガラスの向こうから
眺めているような気持ちです。
DJ KAZURU
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