18年間ボリショイで
スターバレエダンサーの地位にいた
ニコライ·ツィスカリーゼ。
彼が校長をつとめる
ワガノワバレエアカデミーの
ドキュメンタリー
「バレエの王子になる」。
この正月も再放送がありまして
またもや眼福。
ワガノワは世界最高のバレエ学校なので
そこのソリストコースにいる生徒は
体格も技術も素晴らしいです。
が、
100年にひとりの逸材と言われた
ツィスカリーゼからすればどの子も
「努力が足りない」
「筋肉が硬い」
「175センチ?背が低いから
一生王子の役はできない」
「陸に打ち上げられた
魚のような顔をするな」
と、ボロクソです。
しかし叱責も愛があればこそ。
生徒の体調を気遣い、一流バレエ団に
就職出来るようアドバイスを続けます。
もう40歳代後半、現役を退いても
おふざけで踊ってる姿も完璧。
わたくしは彼が踊る姿なら
真剣勝負の舞台であろうと
指導のひとこまであろうと
遊んでいるところであろうと、
吸い込まれるように見てしまいます。
完全に肉体を鍛え上げ
コントロール下におき
音楽に溶け込み
これ以上ない情熱的で美しい表現をする。
最高です。
DJ KAZURU
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