「細野晴臣と彼らの時代」
門間雄介 著、拝読。
小学生の頃から細野晴臣さんが
好きだったのです。
「高校生だった高橋幸宏の軽井沢の
別荘に遊びにいったら
どんぶりでお茶漬けが出てきて
スプーンが添えられてた」
など
すでに、過去の著書に
書かれているので知ってるエピソードも
多かったのですが、それでも
新鮮な話がありました。
昔のことなので、細野さんが
「A」だと思い込んでいたことが
松本隆側の証言で「実はB」ということも
数々検証されています。
わたくしが、これは細野晴臣の
人となりを表していると思ったのは
コシミハル氏の
「楽しそうに
レコーディングしている姿を見たことがない。
いつもだるいって言ってるんですよね
細野さん。
子どものころからそうらしいです」
というのと
忌野清志郎氏の
「細野さんの声は低音だ。
良い声をしている。
みんなその声に翻弄されてか
おとなっぽい人だと思っていると思うが
実はスゴーイ子供っぽいのだ。
実生活に適さないタイプの人なのだ」
という感想です。
歌謡曲から世界中をわかせた
電子音楽ユニットまで多方面で
才能を爆発させた音楽家ではあるけれど。
気分のおもむくままに
子供そのものの態度で音楽と
戯れている。
そんな「細野晴臣」は
なんだかしっくりきます。
DJ KAZURU
Add A Comment