この一年強、パーティーが
あるわけでもなく
ディナーの予定もなく
何をしていたかと言えば
長唄三味線の練習です。
開催が中止になった
浴衣会で弾くはずだった
「勝三郎連獅子」に
「安宅の松」。
三味線の音色を追求した
「秋の色種」。
一通りの基本を通過したところで
遊び心をもって弾く
「鳥羽絵」や「まかしょ」。
替手との掛け合いに緊張感がある
「鷺娘」。
ときて、今は
「五條橋」をさらっています。
先だって、NHKの邦楽番組で
師匠が師匠の師匠とふたりで
弾いた難曲です。
邦楽の練習は
「師匠とタイミングを合わせて弾く」
稽古が基本なので、この録音物を
イヤホン越しに聴きつつ、一緒に
弾く練習をしています。
が、クラシック音楽で言うところの
カデンツァ部分が難易度を上げに上げた
オリジナルの「手」を弾いているので
まったくついていけません。
「これ本当に自分も弾けるようになるの?」
と自問することも多いですが
二年前に全く弾けなかったパッセージも
今は弾けるじゃないか! と
自分を励ましつつひたすら練習です。
子供のときから弾いていたわけではないので
時間がかかります。
なんの予定もないので
良い塩梅です。
DJ KAZURU
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