
朝井まかて 著
「銀の猫」拝読。
江戸時代は平均寿命が短いから
介護が必要になるまでもなく、皆
50歳くらいで死んでると思ってる人も
いるでしょうが、乳幼児の死亡率が
とても高いのがその理由なので
80歳まで生きる人も
普通にいっぱいいました。
介護が必要になるのは現代と同じなので
専門職も当然いたかと思われます。
泊まり込みもやる介護ヘルパーが
この小説の主人公。
女中さんより介護女中のほうが
見下されるのは今も昔も同じ?
なぜか、臨機応変に工夫の必要な介護は
知的な仕事なのに、なぜか
人からバカにされがちなようです。
介護の仕事はめちゃくちゃハードでも
江戸時代ですから
コンビニ弁当って訳にもいかず
家に帰れば
自分で煮炊きをして食事の支度。
こんなことができるのは
きっと女だけだろうなあ
女のパワーで世の中回ってんだぞ。
と、いうことを
感じた小説。
DJ KAZURU
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