
谷崎潤一郎が高血圧に悩まされた
日常を綴った「高血圧症の思ひ出」を
拝読しましたが、昭和34年だと
決定的な予防薬がなかったのですね。
今でしたら、日々の服薬で
谷崎の血圧はほぼ正常値に
保つことも可能でしょう。
血を抜いてみたり、熱海の自宅まで
大阪や東京から「名医」を
出張往診させたり、てんやわんや。
まず家庭用の血圧計というのも
普及していないので、測ってもらったら
200を越えててびっくり、とか
そんな感じです。
お灸をすえると良くなる、いや
かえって血圧があがってよくない、と
論争があったりして
今となっては、笑い話のようなものですが
解決の道筋が出ていない病なので
どうしようもありません。
六代目菊五郎も
健啖家、美食家だったので
同様に病になやまされた話も
書かれてありました。
現代の我々は、医療の発達で
どんどん長生きに。
菊五郎以上の役者
谷崎潤一郎以上の作家って
その率に応じて排出されたのかしら。
DJ KAZURU
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