またまたキューバの河野さん率いる
kono y los chicos de cuba の
「東京は夜の七時」の話。
発売されたCD(まだ
アナログ盤ないのな・・・)には
全編日本語バージョンも入っていて
ボーカリストの発音と表現のよさに
驚いてしまいました。
かつて高橋幸宏の「音楽」を
セニョール・ココナッツによる
YMOのカバーアルバムで聴いたときも
同じように日本語をモノにしていて
びっくりしたことがありました。
SEÑOR COCONUT – YELLOW FEVER!
たまにびっくりするような
カバーが外国から出てくるのは名曲の証です。
しかし、何度聴いても
中盤以降の胸締め付けられるような
すっと涙がこぼれてしまいそうな演奏
たまらないですね。
いくつもカバーされてきた曲ですが
こんなに情緒溢れる解釈ある?
どちらかというと
ピチカートファイヴという
存在がそうであるように、いかに
軽やかにファッショナブルに表現するかが
重視されてきたのではないでしょうか。
これは
浮かれた「トーキョー」で
レストランが潰れようが
夜を謳歌する恋人たちの音楽ではなく
やはりハバナの人たちの
ウエットな心情が詰まった音楽だから?
こんな切なさ東京じゃ味わえませんよ。
「嘘みたいに輝く街」
と歌われるときよりも
「maravilloso」と歌われるときの
空気の震え方に、より心が
ひかれます。
DJ KAZURU
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