女子東音会に師匠が所属しているので
その演奏会のために国立劇場へ。
江戸小紋できちんとしていきましたが
きちんとしすぎたかも・・・。
長唄の会も中止が続いてたので嬉しいです。
うちの師匠は今回ワキだったので
ソロなどはありませんでしたが
もちろん
濃密な内容でした、こっちも
聴いてるだけでぐったりするような。
今の長唄界の最高峰ですから!
「越後獅子」は地唄とのコラボ。
「六斎念仏意想曲」は今藤政太郎氏が
昭和35年に作曲したという
アフリカっぽいリズムすら感じさせる
(作者いわくポリリズムを取り入れた)曲。
このくらい尖った曲でないと
現代において作曲する意味がないとは
思うのですが、恐ろしいほどの
早弾きもあって、大変そうな曲でした。
「吉原雀」では小林百合先生の
江戸前な声が本当に私の好みで
「笑止、気の毒~」
の、ところ鳥肌たちました。
私がこの曲を発表会で演奏したとき
隣で唄っていただいたのが百合先生。
そのときは自分のことで精一杯
唄を味わう余裕がなかったことが
本当に悔やまれます。
現代に生きる女性でありながら
江戸時代からワープしてきたような歌声
たまらないですね。
日本人がほぼ失ってしまった
ものを持っている音楽家なのでしょう。
自分は唄は諦めているところがあるので
ただただ感心するばかりです。そのぶん
三味線は石にかじりついてでも
頑張る所存。
DJ KAZURU
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