
文楽鑑賞教室へ。
もう初心者向けの興業は
いかなくても良いかな~、と
思いつつ、文楽好きなので
結局毎回行ってしまいます。

Bプロの解説は
学生さんたちの反応がフレッシュで
人形が動く度に
「へ~」「可愛い!」「きゃー」など
笑い声とともに漏れ聞こえてくるので
こちらも新鮮に楽しめました。
三人がかりで息を合わせての
繊細な人形の動きって
近くで見るとびっくりしますよね、なんか
当たり前すぎて忘れてましたが
実に微妙な塩梅で成立してる芸です。
本編は「新版歌祭文」。
お馴染み、丁稚久松を
お染めとおみつで奪い合う話です。
床側の席を取ったので、当然
三味線をガン見で人形はたまーに
見るくらいのわたくしですが
鑑賞教室とはいえ、藤蔵さんのイキが
しっかり入った三味線は聞き応えありました。
こんなにじーっと見られてると
嫌かなあ、と思いつつも見てしまう。
パワーのある三味線はいいですね。

ところで、文楽は
いっときの市松座席に終止符をうち
ほぼ100%客を入れてます。ただ
床で太夫ががっつり語るので
その前部分はかなり座席が
削られている状態です。
そもそも
つばかぶり席と言われてた危険ゾーンなので
疫病を機に固定化するのかなあ
などと思います。

DJ KAZURU
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