仮名手本忠臣蔵@国立劇場
12月14日は赤穂浪士打ち入りの日、
12月の文楽公演もそれにちなんだ演目です。
普段床ばかり見てるわたくしも
今回は人形がよく見える
前方席にしました。
玉助さんの師直に
簑二郎さんの塩屋判官が一太刀
喰らわせるまでの張り詰め感
やっちまった後のわらわら感。
たまらないですね。
師直の玉助さんもとても
良かったし、簑二郎さんの
判官とのからみ好きでした。
切腹のところは織太夫と燕三コンビで
すごく良かったけど
織太夫も押し殺した声色が続く
重苦しい場面なので、
とにかく緊張感あるというか
シーンと息を詰めてみんなが
舞台を見つめてる感じ。
翌日でた
朝日新聞の劇評に
セットの代わり映えもないし
おかる勘平のないショートバージョンでは
緊張感ある場面が続くだけで
観客が疲れるし、忠臣蔵の
良さが伝わらない、というような
要旨がかかれてましたが、まあ
そうかも。
ただ私は国立劇場の
舞台美術は好きです。
明度が高い色合いが得意で
彩りの美しさを感じるし
今回もやはり国立劇場の
大道具は綺麗だなと思いました。
もっとも時間の余裕が欲しいのは
私も同感。なぜなら食事休憩が
20分しかない!
幕が開く5分前にはベルが鳴るので
慌ただしくて私は食べませんでした。
なんとなく経営が苦しそうな
食堂「十八番」のためにも
なるべく立派な幕の内弁当を
いつも注文することにしていますが
短時間で食べるのはとても無理。
自分としては幕間に食事を楽しんだり
お土産物色するのも含めて「観劇」なので
もう少しゆったり観劇できるように
してほしいものです。
今月は
由良之助羽子板が飾られてました。
DJ KAZURU
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