第8位は、Camilo Bonne feat. Alexander Abreu 「De Algun Modo」。
アンヘル・ボンネの息子が知らないうちにデビューしていました。
元ロス・バンバンのボーカリストでありながら
サックス奏者で、作曲にも才能を現わしていたアンヘル・ボンネ。
ペドリート・カルボやマジートよりは地味でしたが、
音楽性は高いものを持っていて、ソロになってからは
コンスタントに良質なアルバムを発表し評価されていました。
その息子がデビューしたので、これでファン・フォルメル
ペドリート・カルボ、アンヘル・ボンネと往年のメンバーの
3人の息子がキューバ音楽シーンに登場したことになります。
この曲は父親のヒットソングのカバー。
またアレキサンデル・アブレウが助っ人として参加しています。
後半のモントゥーノでは原曲とは異なるアレンジになっていて
まるでHabana D Primeraの新曲のようです。
息子は若い世代らしく、クバトン調を多く取り上げていますが、
父親は、美しいメロディと後半の怒涛のモントゥーノが特徴なので
その音楽性を引き継いで活躍してほしいものです。
( 福田カズノブ 2022.1.4 )
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