2021年はキューバ在住の日本人2人がそれぞれ
話題作を発表しました。
1つは、Kono y Los Chicos de Cubaの
「東京は夜の七時」。
パーカッショニストの河野さんのバンドが
ピチカート・ファイブのヒット曲をカバーしたもの。
オリンピックでも取り上げられた曲ですが
アレンジの素晴らしさ、日本語の上手さ
など聴きどころ満載です。
この楽曲はキューバ音楽そのものではありませんが
「キューバ人が演奏するとこうなるんだ」という
良い方の事例。
マレコンから風が吹いてくるような素晴らしい
出来になっています。
ぜひ日本語バージョンを聴いてみてください。
そしてもう1つは、Yuko Fongの
「Timba para mi Buda」
Yukoさんはルンバ・アルバムを発表したりと
活躍中ですが今回はなんとティンバをとりあげた
アルバムを発表しました。
ディレクトールは、なんとホアキン・ベタンコー。
そしてバックミュージシャンは
アブレウ、ピロートなどそうそうたる
ミュージシャンが参加したもの。
強力なサウンドに時おり日本語をまじえた
スペイン語が乗って不思議な感触の
作品になっています。
2作品とも画期的な仕事でキューバ音楽ファン必聴。
2021年の特別賞としました。
( 福田カズノブ 2022.1.12 )
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