沼野雄司氏の解説付きで
青木涼子コンサート@サントリーホール
ブルーローズ。
彼女の現代音楽×能、初演シリーズ
この数年は結構通っていますが
沼野氏の解説が簡潔に内容を
言い当てていて、例えば
「能における演劇的要素と
音楽的要素をいったん切断したのちに、
あらたな形で再び出会わせること」
こんなふうに簡潔に言い当ててくれるので
これから誰かに
青木涼子を説明するときには、ぜひ
使わせていただこうと思いました。
また、今回は初演三曲とも
チェロとのデュオでしたが
チェリストの上村文乃がとにかく素晴らしくて
非常に充実でした。
自分としては唯一の日本人作曲家の
曲が良かったかなあという感じですが
チェロの音色が青木涼子の
声にもぴったり寄り添う気がして
何がいいといえばチェロが良かった。
今回はイッセイミヤケのドレスに
白足袋でしたが、舞い姿も素敵です。
青木涼子は
本当に期待できるアーティスト。
普段、能も現代音楽も
ほとんど接点ない私ですが
これだけは見逃せないと思ってます。
必ず最後に質疑応答があるのですが
今回は素人の質問(質問というより
感想を述べる人が多いの何故?)ではなく
沼野氏の解説がもっと聞きたかった。
ところでサントリーホール
ブルーローズで自由席だったため
早めに行って15分も寒空に並びました。
甲斐あって前方の見やすい席に
おさまりましたが、自由席って嫌い。
くーっ。
並んでる間、大ホールで開催された
横山幸雄の客層を観察してましたが
老若男女、子供連れも多く
明らかに違う雰囲気でした。
ショパンの方が人気あるのは
当然といえば当然、でも
革命が起きそうなのは現代音楽のほうなのです。
DJ KAZURU
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